Interview
社会インフラの風景を変える手触り感。AI時代にHandyで挑む、正解のないデザイン組織づくり
#デザイナー
#メンバー
家高 秀樹
Hideki Ietaka
プロダクトデザイナー

家高さんがHandyに入社した背景を教えてください。
「三方良し」の事業と、社会インフラを担う手応え
実は立ち上げ時期に少し業務に関わっていた際、学校・企業・生徒の全員がハッピーになる「三方良し」のサービスだと感じていました。社会課題を真正面から解決していく点に強く惹かれ、事業を大きくすることに貢献したい、と入社を決めました。
Handyは、日本の高校就職を支える社会インフラです。現在、全国3200校以上・企業2,000社以上に導入され、高校就職希望者の75%以上をサポートしています。 ハンディ導入前の高校では、7月になると先生は何千もの求人票を印刷・ファイリングして掲示し、廊下の掲示一覧前では生徒がメモを取る…それが長年の風物詩だったんです。 それが今や、生徒が自分のスマホで求人情報を検索するのが当たり前の風景に変わりました。学校のそんな風景を変え、高校生の意思決定を支える責任と誇りを日々感じています。
現在、デザイン領域は手伝ってくれるメンバーも交えた少人数体制とのことですね。
はい。周囲に手を貸してくれるメンバーはいますが、デザイン全般を専任で担っているので、進め方やフローの裁量は大きいです。一方で、リソースには限りがあり、優先度をつけざるを得ない場面が多いのも現実です。
しかし今、AIの進化により画面の「初稿」が自動生成される時代となり、多くのデザイナーが「これからの自分の役割はどう変わっていくのか」という問いを抱えています。
もはや、人間が手作業で画面を量産する時代ではありません。私たちは単に人を増やして対応するのではなく、技術と仕組みで解決するアプローチを取っています。 初稿づくりをAIなどに任せられる今だからこそ、「少数体制×仕組み」で成立させる新しいデザイン組織を作ろうとしています。

「少数精鋭×仕組み」とは、どのような構想ですか?
「整える」のではなく「初稿の質が上がる仕組み」を作る
目的は「体験の質を保ったまま、より速くリリースできる状態」を作ることです。 今後、エンジニアやAIがルールに沿って初稿画面を作る動きは加速します。ここで大事なのは、デザイナーが「渡された初稿を綺麗に整える人」になってはいけないということです。
目指すのは「初稿の質が上がる仕組みを作る」こと。例えば、私がデザインの仕上げで下した「判断」のログを掘り起こし、判断軸を抽出して、AIが次の初稿づくりに参照できる「skills」として還元しています。 デザイナーの頭にあった判断基準をAIが使える資産(ルール)に変え、「ルールごと良くしていく」側に回るということです。
ルールを作るには、現場理解が不可欠ですよね。
はい。私はもともと「何を作るか(上流)」から関わりたいという思いがあります。Handyでは入社直後から、大きめの機能追加でPdMを任せてもらえました。ユーザーが何を求めているかのリサーチから始め経営陣とも相談しながら開発スコープを決め、体験に落とし込むまでを担当しています。 営業メンバーが先生方との面談を快く設定してくれ、直接インタビューを通じて現場課題や実態を把握した上でデザインに取り組めました。
現場の課題から、どんなデザインが生まれましたか?
例えば、先生方から「生徒の書類精査のために各大学のサイトを一つずつ調べており、中には自らExcelにまとめている方もいる」という切実な声を聞き、Handyから大学HPへ直接遷移できる導線を整備しました。 また、進路検討の早期化にも対応しています。「早い学年から進路を考える機会を作りたい」というニーズを受け、夏のオープンキャンパス参加を促す導線を設置。さらに既存の指定校推薦情報に「年内入試情報」も追加し、早く動くために必要な情報を一箇所で見られるようにしました。 現場のリアルな実態やトレンドを理解しているからこそ、本質的な体験をデザインできるのがHandyの面白さです。
日々の業務でやりがいを感じる瞬間は?
やりがいを感じる瞬間:届く声と、目に見えるインパクト
社内外からダイレクトな反響をもらえる瞬間ですね。Handyには社内に「♯元気が出る」というSlackのチャンネルがあり、そこにお客様からの嬉しい声が集まってきます。「Handyのおかげで本当に助かった」という先生からの喜びの声を聞くと、心からやっていてよかったと感じます。
また、営業メンバーから「画面が良くなって、すごく営業しやすくなりました!」と言ってもらえた時も嬉しいです。組織全体が「Students First」という同じゴールを向いているからこそ、職種を超えて足並みが揃っているのを感じます。
そして全社キックオフなどで「実際にどれくらいの生徒が使ってくれているか」「売上がどれだけ拡大しているか」という数字を間近で見ると、社会的意義のある事業が力強く成長していることを実感し、誇りに思います。
先輩からのメッセージ
正解のないデザイン組織を一緒に「作る側」へ
土台となるDSやAIルールの設計は私と顧問が担っています。だからこそ、その土台の上で「初稿の質」を高めていく部分を担ってくれる人と一緒に働きたいです。 仕事としては、AI初稿のズレを見抜いてルールをアップデートしていくこと。ただし、ルールは増やせばいいものではなく、多すぎるとAIも迷ってしまいます。「何を新しくルールにし、何を残すか」を整理し見極めること自体が、この仕事の中心にあり、面白さでもあります。
Handyのデザインの仕組みづくりは、まだ始まったばかりです。AI時代のデザイン組織には、まだ誰にも完璧な正解がありません。だからこそ、裁量を持って自ら動き、変化を前向きに楽しみながら「作る側に回る」ことができる面白いフェーズです。
正解のない問いを楽しみながら、新しいデザイン組織の形を一緒に作っていける、そんな人と一緒に働きたいと思っています!

家高 秀樹
Hideki Ietaka
プロダクトデザイナー
◼︎2000年
畳職人として、畳づくりと外回りを経験
並行して10年間バンド活動に打ち込む
◼︎2010年
WEB制作会社でデザイナー・ディレクターを経験
◼︎2014年
株式会社みんなのウェディングでUI/UXデザイナーとして従事
◼︎2019年
株式会社スタジアムでWeb面接サービス「インタビューメーカー」のデザインを担当
◼︎2026年
ハンディ株式会社 入社


